大塚家具本社の調子ってどうなの?実際に有明本店に見に行ってみた(2018年10月14日)
御家騒動と父親との分裂以来、マスコミのいいエサになっている大塚家具。
最近では8割引きセールが少々話題となっており、「セール好調」等という記事も見かけたところ。
○記事抜粋
「在庫一掃セール」の店頭販売に加え、「ヤフオク!」や「amazon」などのECサイトやオークションサイトにも出店。さらに、業者向け卸売も手掛け、在庫圧縮を急いでいる。
もはや、旧来のビジネスモデルはどこにいったのか、といった感じですね。
旧来のビジネスモデルとは、
・本物志向の家具をを人的資源を活用した親切対応で、ワンストップで提供。顧客は親から子へ。世代を引き継くロイヤリティも高い顧客になるため、高LTV
10月の店舗売上が昨年7月以来、15カ月ぶりに前年同月を上回る勢いのようだ。
利益を軽視した在庫圧縮ですから、売上自体が向上するというのは自然な話です。
取り急ぎのキャッシュフローを確保するという観点では間違ってはいないと思いますが、長期視点にたった戦略が見えてこないのは気になるところですね。
いずれにせよ、店舗売上が向上しているとのこと。
「ほぅ、じゃ見に行ってみるか」
ということで、行って参りました。
国際展示場駅4分、国際展示場正門直結のTFTビル
大塚家具有明ショールームに行くには、りんかい線国際展示場か、ゆりかもめ国際展示場正門駅のいずれかを利用です。
東京駅方面からなら、新橋からゆりかもめで国際展示場正門駅というルートが一般的かな。
ということで、地図↓
ちなみに、地図の左上部分の緑は、有明テニスの森
オリンピックでは、大坂選手、錦織選手の試合の場となります。
楽しみですねー
ゆりかもめ国際展示場正門の駅からはすぐなので、今回はりんかい線国際展示場からのルートをお知らせします。
駅を出て右前方を見るとすぐにガラス張りのビルが見えます。
TFTビルはこのビルのすぐ右(見えてないけど。。)
ちなみに、ちらっと右を見ると見えるのはPanasonicCenter
TFTビルは正面のやや低めのビルです。
ということで速攻到着。
自分の足では、徒歩3分ってとことですね。
国際展示場駅からほぼ見えているので、少なくとも迷うことはないと思います。
客の入りはどや!?
いつもは平日の昼間に行くんだけど、あまりにスカスカなので、今回は日曜の16時位に訪問。最も込んでいる時間帯は土日の午前~夕方までだろうから、ピーク時間ではないものの、その分を差し引いても、客入りの雰囲気位はつかめるでしょう。
正面入り口
店内
イケヤやニトリと比べると明らかにスカスカです。
これが平日だとほとんど客はいません。
とはいえ、セールとはいえ、それなりの単価がするものですし、店員が丁寧に接客していることから成約見込みの高い層が来客していると思われるため、少なくとも以前と比べれば、まともな印象。
それから、80%Offの商品、ほとんどありませんでした。
ま、当然ではありますが、一部ですね、80%offは。
顧客単価が高いことを裏付けるババアの発言
自分は以前からソファが欲しかったので、ソファ売り場をウロチョロしてると
「大丈夫よ!300万までなら予算とってあるから、好きなもの遠慮せず選びなさいね」
自分にアピールしているかの如く大声でしゃべるババア。
隣には、おそらく息子の婚約者でしょうか。遠慮がちに「そうですねぇ。確かにこれもいいですねぇ」などどしゃべってます。
そうです。
大塚家具はこういった顧客で支えられているのです。
イケアやニトリで聞かれるような会話ではないですよね。
今後の大塚家具の戦略にもよりますが、こういった顧客はこれまで大塚家具が超得意としてきたお客様です。
今後の戦略どうすんのかなー
気持ちを切り替え、ソファを見る
顧客観察はそこそこに、自宅に置くソファを見るのが目的だったので、真剣にソファ選びを開始。
自分が探しているのは、
3人掛け。背もたれがあまり高くない。サイドの肘掛けが低いもの。
理由は、背もたれが高いと部屋が狭く見えるし、サイドの肘掛けが高いと、横になったとき、足が引っかかるので。
あと、
ブルックリンスタイル!
意味はあまり解っていないんだけど、全体的に男っぽい感じ、かつシャレたカフェっぽい雰囲気を醸し出せるのがブルックリンスタイル!という理解。
ということでいくつか候補をパシャリ
テスタ2 238,000円(税込)
バランス的にベスト。足の部分が棒ではなく横木になっているんで、全体的にシックな印象です。ブルックリンスタイルというには、ちょっと大人っぽすぎるかな。
クルーズ 79,800円(税込)←ここから10%OFF
ひじ部分が高いので寝そべるには適してないけど、格好良かったので一応撮影
パッセロ 338,000円(税込)
これは格好いい!
寝そべることも出来るし、全体が低く設計されているので部屋も広く見えそうです
アウトレットコーナー 120,000円(税込)←ここから20%OFF
ちょっと背もたれが高いかな。バランス的にもう少し背もたれが低いとベストなのだが。
デニム 598,320円(税込) →高い!
デニム生地のソファ
かっこいいけんだけど高い!!
これなら、無印のソファ買ってデニムのカバー付けるという妥協策に着地しそうです。
10万超で、本体とカバー揃うしね。
349,000円(税込)
ちょっとアンティークな感じの革張りソファ。
いい感じです
272,000円(税込)
パッチワークのソファ。なかなかないデザインでシャレオツですなー
ブルックリンスタイルを目指す自分としてはお気に入りに決定
437,000円(税込)
革張りもかっこいい
DUO 178,000円(税込)
最後は大塚家具推しと思われるDUO。
正面入り口のディスプレイにも展示されており、店内にも異なるカバーのものが3種類ありました。
そこそこお手軽な値段で座り心地もよく、カバーも好きなものから選べるのがうれしい。
まとめ
正直、自分の買える範囲の家具しか見なかったけど、やっぱり大塚家具はそこそこいいもの揃えてますね。100万超のソファとがぞろぞろあるし。
客足自体は、量販店系の店と比べると全然だけど、そもそも客層が違うといった感じ。
そういった意味では、新体制になって新たな顧客層が獲得できているのかというと、ハテナが付きますね。
このままだと旧来の顧客が離れていくのみで、新たな層も取り込めないといった最悪の自体に早々に陥るのではないでしょうか。
自分は、家から近いので行っているだけで、気に入った家具が買えればそれでOKですけどね。